ペアを組んで同じコートに立ちたかったーーセレナ&ウォズニアッキの初ペアが1回戦に勝利 [ASBクラシック]
ふたりは友達同士であり、ともに元シングルス・ナンバーワンだったーー。
ニュージーランド・オークランドで開催されている「ASBクラシック」(WTAインターナショナル/1月6~12日/賞金総額27万5000ドル/ハードコート)の女子ダブルスで、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)とカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)のふたりは初めてチームを組み、1回戦で勝利をおさめた。
ATPカップ開催中、日本戦含む16試合をCSテレ朝チャンネルで生中継!
セレナとウォズニアッキはその歴史的であると同時に胸を刺す試合で、日本の日比野菜緒(ブラス)/二宮真琴(エディオン)を6-2 6-4で圧倒した。
ふたりは合わせてグランドスラムのシングルスで「24」のタイトル(そのうち23のタイトルはセレナのもの)と、WTAツアーのシングルスでは「102」のタイトルを獲得している。セレナはこれに加え、ダブルスでさらに「23」のタイトルを獲っており、それにはグランドスラム大会での13タイトル、オリンピックでの3タイトルも含まれている。彼女はこれらのダブルス・タイトルのほとんどを、姉ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)と組んで獲っているのだ。
2015年以降、セレナはビーナス以外のプレーヤーと組んでダブルスをプレーしておらず、最後にWTAの大会でビーナス以外の誰かと組んでプレーしたのは2002年に遡る。一方のウォズニアッキは、ここ3年で一度もダブルスをプレーしていなかった。
しかし、ふたりはもう長いことペアを組んでコートに入りたいという願いを抱いており、おそらくふたりにとって最後のチャンスとなるはずの機会をつかんだのだった。
オーストラリアン・オープンへの助走として6年連続でこのニュージーランドの大会でプレーしてきたウォズニアッキは、今年のオーストラリアン・オープン後に競技テニスから引退する。彼女は2018年にメルボルン・パークで優勝した直後に関節リウマチと診断され、このオーストラリアン・オープンを引退前の最後の大会にしようと決めたのだった。
ウォズニアッキとセレナは5月に、コペンハーゲンでのエキシビションマッチで最後の対戦を行うことになる。
オークランドでふたりはリラックスし、直感的なコンビネーションを見せて、笑い、ハイタッチを交わし合った。
「すごく楽しかった。本当に楽しんだわ」とウォズニアッキは振り返った。「もうすごく長くプレーしてきたけど、セレナといっしょにプレーするのは素晴らしいわ。彼女とネットの同じ側で、少なくとも一度はプレーしなきゃね。ネットの反対側から彼女は私を本当に何度も倒したから、1回くらい一緒に仲間として勝てるというのは素敵なことよ」。
セレナは、ウォズニアッキは調子がいいようだと言った。
「素敵だわ。彼女といっしょにプレーせずに、私たちの素晴らしいキャリアの残りを終わらせる訳にはいかない。グランドスラム大会でこうも素晴らしい活躍をし、長く世界1位だった彼女となら、もちろん同じ側のコートをシェアしたいわよ」
その試合に先立ち、ティーンエイジャーのコリ・ガウフ(アメリカ)がヴィクトリア・クズモバ(スロバキア)をわずか61分の試合時間で6-3 6-1のスコアで倒し、シングルスで準々決勝まで進めば実現するセレナとの対戦に向けて一歩近づいた。
第1シードのセレナは火曜日に、シングルスの1回戦でカミラ・ジョルジ(イタリア)と対戦する。一方のウォズニアッキは、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したペイジュ メアリー・ハウリガン(ニュージーランド)と顔を合わせる。
(APライター◎スティーブ・マクモラン/構成◎テニスマガジン)
※写真はセレナ・ウイリアムズ(アメリカ/右)とカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)
AUCKLAND, NEW ZEALAND - JANUARY 06: Caroline Wozniacki of Denmark and doubles partner Serena Williams of USA walk off after winning their first round doubles match against Nao Hibino of Japan and Makoto Ninomiya of Japan during day one of the 2020 ASB Classic at ASB Tennis Centre on January 06, 2020 in Auckland, New Zealand. (Photo by Hannah Peters/Getty Images)
Pick up
-
PR | 2024-10-20
『ノアから世界へ』——ノア・テニスアカデミー所属、駒田唯衣選手&富田悠太選手インタビュー
全国に35校のテニススクールを展開する業界大手の『ノアイ
-
2024-10-27
第63回テニマガ・テニス部「テニス丸ごと一冊サービス[増補版] 解説編』キャンセル待ち受付中
キャンセル待ち受付中=====テニマガ・テニス部 部活プ
-
2024-10-08
テニス丸ごと一冊サービス[増補版] QRコード(動画)付(堀内昌一 著)書籍&電子書籍
「テニスマガジン」のサービス特集をきっかけに、MOOK「テニ
-
2024-05-03
『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2022-12-05
勝つための“食”戦略 『最新テニスの栄養学』(高橋文子著)
Tennis Magazine extra シリーズ最新テニ
Pick up
-
PR | 2024-10-20
『ノアから世界へ』——ノア・テニスアカデミー所属、駒田唯衣選手&富田悠太選手インタビュー
全国に35校のテニススクールを展開する業界大手の『ノアイ
-
2024-10-27
第63回テニマガ・テニス部「テニス丸ごと一冊サービス[増補版] 解説編』キャンセル待ち受付中
キャンセル待ち受付中=====テニマガ・テニス部 部活プ
-
2024-10-08
テニス丸ごと一冊サービス[増補版] QRコード(動画)付(堀内昌一 著)書籍&電子書籍
「テニスマガジン」のサービス特集をきっかけに、MOOK「テニ
-
2024-05-03
『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2022-12-05
勝つための“食”戦略 『最新テニスの栄養学』(高橋文子著)
Tennis Magazine extra シリーズ最新テニ