奈良くるみ「50の質問」応援してもらえることがどれだけ幸せなことだったのかを感じている|Player File 6



「試合ができたことはうれしいし、幸せなこと」

Q42 ボールの変更やサーフェスの状態は?

「私としては軽いボールのほうが得意なので、天気が悪かったのもあって少し重かったし、ボールも硬く感じました。それでも『いつもと違うな』というくらいのものだと思います」

Q43 久々のクレーでのプレーは?

「自分のテニスがやりやすいサーフェスなので、思うようなポイントができるようになって。予選決勝で負けてしまいましたが3試合とも自分の力を出せたと思いますし、『クレーでのテニスってやっぱり楽しい』と思えるくらい、いいプレーができました」


ロラン・ギャロス本戦出場は逃したが次につながる手応えは得た

Q44 感染症対策を含めたフレンチ・オープンの運営は?

「USオープンが徹底していただけに『大丈夫かな?』と感じる部分はありました。運営面でも検査の結果がメールで来ると言われていたのになかなか来なかったり、会場のルールが変わったことが選手に伝えられていなかったり……。でも、いつもと違う状況ですし、それだけUSオープンが徹底されていたということでもあります」

Q45 あらためて世界で感染拡大が終息していない中でツアーが再開されたことをどう思いますか?

「いろいろな意見があると思いますが、私たちは試合してなんぼ、試合をすることが仕事です。選手たちは試合をしたいという気持ちがあったと思いますし、この大変な中でグランドスラムを2大会も開催してくれて、試合ができたことはうれしいし、幸せなことです。この先、どこまで大会数が増えていくかわからないですが、個人的にはあまり先のことは考えないほうなので(笑)、今できることをやっていきたいと思います」

Q46 今後のスケジュールは?

「おそらく今シーズンはもう終わりかな、と思っています。数少ないWTAの試合はランキング的に入れないと思いますし、アメリカで8万ドルのITF大会が数大会ありますが、そこまでリスクを負わなくてもいいかなというのが正直な気持ちです」

Q47 来シーズンに向けた意気込みは?

「まずはオーストラリアン・オープン。メルボルンでプレーできることはすごく楽しみです。グランドスラムではいいプレーができることが多いので、自分の力を出し切りたいですし、そのためにもオフシーズンの時間を大事にしていきたいと思います」

Q48 東京オリンピックへの思いは?

「やっぱり日本で開催されるので出たいという気持ちは強いです。でも、そのためには目の前の結果が大事になる。まずはオーストラリアン・オープンに全精力を傾けて戦えるように準備していきたいです」

Q49 ランキングは意識しますか?

「最近はあまり気にしていないです。自分が何位にいるのかも正確にはわからないくらい(笑)。もちろんグランドスラムの予選にかかること、本戦ストレートインのチャンスを手にすること、トップ100に入ることは目標ですが、『今、何位だから』ということは考えていないですね」

Q50 最後にファンへのメッセージを。

「これまで世界各地をツアーで回って、日本でもグランドスラムでも、皆さんに応援していただけていたことが、どれだけ幸せなことだったのかを感じています。早くそうした世界が戻ってきてほしいですし、皆さんにいいプレーを見てほしいから頑張れているという部分もあるので、これからも応援よろしくお願いします!」

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