ソフトテニスも「ナチュラルスピンサーブ」
先日、岩手県久慈市でソフトテニスの講習会があり、講師として呼んでいただきました。テーマは「ナチュラルスピンサーブ」。小学2年生から高校生まで60名の方が参加しました。
「ナチュラルスピンサーブ」とは、速いサーブに回転をかけることで入る確率を上げ、コースと回転を自在に操るサーブです。レシーバーに的を絞らせないというサーブを硬式テニスでは打ちますが、ソフトテニス界でもここ数年導入したいという声が明らかに増えています。
グリップの握りを確認したところ、7割の生徒がセミウエスタン(イースタンとウエスタンの間)で握り、「腕の曲げ伸ばしサーブ」になっていました。
面白いことに、生徒の1人に野球経験者がいて、厚いグリップからコンチネンタルグリップにすることで起こる現象を伝えたあと、少しの修正を加えただけで、“ストン”と落ちるスピンサーブが打てるようになりました。
今回の講習会でも半分の時間を、ラケットは持たず、サーブに必要な正しい身体の使い方を身につけることに充てました。
硬式テニスの世界ではストロークに重点を置き、サーブの技術を後回しにしたために、世界に遅れをとってしまった経緯があります。
近い将来、ソフトテニス界もサービスゲームをキープすることが当たり前になるのではないでしょうか。
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