アルカラスが熱戦を制して4回戦へ「常に集中力を維持することがカギだった」 [ウインブルドン]

写真は苦戦を強いられながらも2年連続となる16強入りを決めたカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月3~16日/グラスコート)の男子シングルス3回戦で、第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が第25シードのニコラス・ジャリー(チリ)に苦戦を強いられながらも6-3 6-7(6) 6-3 7-5で振りきりベスト16に進出した。

 ジャリーの猛攻を克服して第4セット1-4とから巻き返したアルカラスは、守備的スキルと重要な場面での攻撃力の両方を発揮して形勢を逆転させることに成功した。

 3時間56分で試合を終えたアルカラスは、「凄く厳しかったこの試合に勝てて本当にうれしいけど、同時に疲労困憊しているよ」と話した。

「ニコ(ジャリー)は本当に素晴らしい選手で、非常にいいプレーをしている。以前に対戦したときも厳しい試合だった。彼はトップに値する選手だ。この試合に勝つためにプレーした自分のレベルには満足している。常に集中力を維持することがカギだった。チャンスがくることはわかっていた。本当に僅差だった」

 世界ランク1位ながらウインブルドンは3度目の出場で昨年のベスト16が最高成績のアルカラスは、「このコート(センターコート)でプレーする多くのレジェンドたちの試合をビデオで観た。ここでプレーすることができて本当にうれしいよ。このコートは本当に特別な場所であり、これまでプレーした中でもっとも美しいコートのひとつだ」と語った。

「僕の夢はもちろんここで決勝を戦うことだ。相手がノバク・ジョコビッチ(セルビア)だったら尚一層いいだろうね」

 アルカラスは次のラウンドで、第19シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を6-3 7-6(4) 7-6(5)で破って勝ち上がった2021年大会準優勝者のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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