「僕たちはともに成長してきた」20歳のアルカラスとルーネが初の準々決勝で直接対決 [ウインブルドン]

写真は4回戦勝利後にファンのサインに応じるカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月3~16日/グラスコート)の男子シングルス4回戦で第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)が2021年大会準優勝者のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)を3-6 6-3 6-3 6-3で倒し、同大会で初のベスト8進出を決めた。

 第8ゲームでサービスダウンを喫して第1セットを取られたが、第2セット以降のアルカラスは安定したサービスゲームを軸に相手のサービスゲームを4度破って3時間5分で逆転勝利をおさめた。

「厳しい戦いになることはわかっていた。マッテオは素晴らしい選手だ。彼はここのグラスコートで決勝に進出したことがあるから、凄いプレーをすることは知っている。第1セットを落として厳しかったけど、自分にもチャンスがあることはわかっていた」とアルカラスは試合後のオンコートインタビューで語った。

「集中力を維持して頑張り続ける必要があった。集中して気持ちを切らさないように普段から取り組んでいるからその点についてはしっかりできたと思うし、挽回していいプレーができて本当にうれしいよ」

 アルカラスは準々決勝で、第21シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を3-6 7-6(6) 7-6(4) 6-3で破って勝ち上がった同じ20歳で第6シードのオルガ・ルーネ(デンマーク)と対戦する。

「若い選手たちが夢に近づきつつある。僕たちのような若い選手たちがこのような大会で準々決勝で一緒にプレーするというのはテニスにとって素晴らしいことだ」とアルカラスは次戦を見据えた。

「もちろんオルガとは12歳の頃から多くの大会で一緒になた。ともに成長してすべてのカテゴリーを通り抜け、素晴らしい大会でプレーしてきたんだ。だからグランドスラム大会の準々決勝で彼と対戦するのは素晴らしいことだし、楽しむつもりだよ」

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写真◎Getty Images

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