ルイ・カイエ_最新ダブルス入門_vol.02「ボレーをバージョンアップしよう!」_初心者から国際レベルのプレーヤーまで、同じアプローチで上達できる!
ボレーの技術③
「ボレーは深く打たなければいけない」と思うとボールは浮きやすい
ネットに近い、低い軌道のボレーは浅くても深くても攻撃されにくい
ボレーが浅くても、弾まなければ強いボールは返ってこない
対戦相手のフォアハンドが強いとき、あるいはシングルスプレーヤーが相手のときはフォアハンドが強いことが多いので、その場合は連続してフォアハンドを打たせないように、フォア、バックを打ち分けて相手を動かしましょう(写真下)。
また、「ボレーは深く打たなければいけない」と思っているプレーヤーは非常に多くいますが、「深さ」に気をとられてしまうことでミスをおかすことがあります。例えば、深く打つには「高さ」と「スピン」が必要で、そのようなボールはネットよりも高い軌道になり、ボールが浮いてしまったり、角度がつかないためポーチされやすくなります。
ですから、私のアドバイスは、ボレーヤーは「深さ」のストレスを感じることなく、ネットに近いところを通過する(ネットスレスレの)、低い軌道のボレーを打てばよいというものです。そのボールは浅くても深くても、バウンド後は低く弾むので、相手は攻撃しにくくなります。
ボレーヤーの心得
ファーストボレーはフォアで打つ
攻撃的プレーをするには、ファーストボレーをできる限りフォアボレーで打つことです(きちんとテリトリーはカバーした上で)。バックボレーでは打てる範囲が狭くなります。
相手にフォアハンドを2回以上連続で打たせない
相手に同じフォアハンドを2回以上打たせず、フォアとバックに打ち分ければ、相手を動かすことができ、ボールに慣れさせません。
相手にバックハンドを打たせる
相手が連続してフォアハンドを打つときのショットの選択肢には「クロス」「アングル」「センター」「ダウン・ザ・ライン」「ロブ」がありますが、それに対して相手にバックハンドを打たせたときは、約80%の確率で「ダウン・ザ・ライン」はないと判断できます。なぜなら、打てる範囲が狭いショットとなるからです。つまり「可能性」を消すことができます。
高い軌道のボレー
深いボレーを打たなければいけないと思っていると、ボールがネットより高い軌道になり、ボールが浮いてしまったり、角度がつかないためポーチボレーを打たれやすいです。
低い軌道のボレー
ネットに近いところ(スレスレ)を通るボレーを打つようにしましょう。そうすると深くても浅くても、そのボールは弾まないため相手に攻撃されません。
Pick up
-
PR | 2024-10-20
『ノアから世界へ』——ノア・テニスアカデミー所属、駒田唯衣選手&富田悠太選手インタビュー
全国に35校のテニススクールを展開する業界大手の『ノアイ
-
2024-10-27
第63回テニマガ・テニス部「テニス丸ごと一冊サービス[増補版] 解説編』キャンセル待ち受付中
キャンセル待ち受付中=====テニマガ・テニス部 部活プ
-
2024-10-08
テニス丸ごと一冊サービス[増補版] QRコード(動画)付(堀内昌一 著)書籍&電子書籍
「テニスマガジン」のサービス特集をきっかけに、MOOK「テニ
-
2024-05-03
『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2022-12-05
勝つための“食”戦略 『最新テニスの栄養学』(高橋文子著)
Tennis Magazine extra シリーズ最新テニ
Pick up
-
PR | 2024-10-20
『ノアから世界へ』——ノア・テニスアカデミー所属、駒田唯衣選手&富田悠太選手インタビュー
全国に35校のテニススクールを展開する業界大手の『ノアイ
-
2024-10-27
第63回テニマガ・テニス部「テニス丸ごと一冊サービス[増補版] 解説編』キャンセル待ち受付中
キャンセル待ち受付中=====テニマガ・テニス部 部活プ
-
2024-10-08
テニス丸ごと一冊サービス[増補版] QRコード(動画)付(堀内昌一 著)書籍&電子書籍
「テニスマガジン」のサービス特集をきっかけに、MOOK「テニ
-
2024-05-03
『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2022-12-05
勝つための“食”戦略 『最新テニスの栄養学』(高橋文子著)
Tennis Magazine extra シリーズ最新テニ