堀内昌一先生の「レシーブ力を下げるサービスドリル [ゲーム編] 」【本誌連動記事&動画】


ドリル1 ネットにシートをかけて網目をふさぎ、放物線サービスを打つ

前回(サービスドリル50)もこのネットにシートをかけるドリルを行いましたが、前回は「ナチュラルスピンサービス(自然な回転がかかったサービス)」の打法を覚えるために行いました。

今回は同じドリルですが目的が違います。サービスキープをするために必要なボール軌道を理解するために行います。

写真のサーバーは身長178cmで、彼の目線、そしてラケット目線からは、サービスラインとセンターに置いたターゲットは、ネットの網目越しに下に見えるはずです。ところがネットにシートをかけて網目をふさげば、本当は「見えない」ものであることがわかります。

ところが、通常は見えるがために何が起きやすいかというと、(写真×参照)サーバーはターゲットを見て正面を向き、スイングは上から下へ、その結果、ボールの真後ろをとらえることになり、ボールにはほとんど回転がかからず、ボール軌道は直線的になります。これがネットミスにつながります。


それに対して(写真○参照)、見えない場所を狙うためにはどうすればいいか。身体をクローズドスタンスで横向きにして、斜め上方向へ向かってスイングをします。そのときスイングの途中でラケット面がボールに対して斜めに当たり、腕が回り続ける中でナチュラルスピンがかかります。ボール軌道は放物線でネットを越えていきます。


ですからネットにシートをかけたサービス練習で、放物線サービスを練習します。


CHECK|フォトグラファーは審判台に上って、ラケット目線で撮影。ラケット目線でもプレーヤー目線でも、サービスラインとターゲットは見えない。だからボール軌道は放物線を描く必要がある。

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