堀内昌一先生の「レシーブ力を下げるサービスドリル [ゲーム編] 」【本誌連動記事&動画】


ドリル2 レシーバーの打点をコントロール、ターゲットはパートナーの“グローブ”

サービスをゲームで使えるようにするためにはレシーバーに対して打っていくこと、そしてレシーブ力を下げることを目指します。

レシーバーにどこでどう打たせればレシーブが短くなるか、弱くなるか、あるいはある方向にしか飛んでこないようにさせられるかなど、相手のレシーブ力を封じ込めることを考えましょう。

このレシーバーは片手打ちのバックハンドで、高い打点では強打ができません。そこで構えた位置からセンター方向へ動かして○の打点で打たせることが目標です。ターゲットをセンターに置いて、審判台をサービス軌道の延長線にセットして、パートナーに台の上に座ってもらいます。そしてパートナーにはグローブをはめてもらい、レシーバーに打たせたい打点でグローブを構えてもらいます。そこを狙ってサービスを打っていきます。❶自分の打点、❷ネットの上の通過点、❸サービスボックスの中の落下点、そして❹レシーバーの打点(到達点)までのボール軌道をイメージして打っていきましょう。


CHECK|グローブまでボールを到達させるには下半身を十分使う必要がある。

CHECK|地面からパワーをもらってジャンプし、回転量を増やす。打つたび必要な修正を加えて技術を磨いていく。その繰り返しがレシーブ力を落とすサービスにつながる。


目標はサービスボックスのターゲットではない!

審判台の梯子の部分がレシーバーの打点(自分のサービスの到達点)ということで、仲間にグローブをはめて審判台に乗ってもらい、目標とする到達点にグローブを構えてもらいましょう。サービスボックスのターゲットは到達点ではなく、通過点と考えます。

ターゲットを狙う

サービスボックスのターゲットを狙う練習をしていると、ターゲットに入ったら終わり、という感覚になってしまいます。そのターゲットはあなたが打ちたいサービスの通過点です。レシーバーにどこでどのように打たせるか、到達点までのボール軌道をイメージして練習します。


CHECK|放物線サービスは軌道が高く、通り道にある間口は広い。

CHECK|レシーバーに打たせたい打点(右ページの打点)に向かって、センターのターゲットを狙うときは、バンダナを結んだ位置(センターベルトから50cm程右)の上にある空間が放物線の通り道となる。


CHECK|直線サービスは軌道が低く、通り道にある間口も狭くてネットしやすい。

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