前年度覇者ジョコビッチが、30歳を過ぎてから5度目のグランドスラム・タイトルを目指す [オーストラリアン・オープン]
最初は重荷のように見えていたが、ジョコビッチが今やインスピレーションであり、モティベーションの源であると感じている要素がある。フェデラーとナダルのいる時代において競うために必要であることから、彼は向上するため自分を駆り立てた。
今大会でのジョコビッチはナダルのひとつ下、フェデラーのひとつ上の第2シードだ。彼の初戦は大会初日のロッド・レーバー・アリーナの最後の試合に組み込まれており、そのナイトマッチで世界ランク37位のヤン レナード・ストルフ(ドイツ)と対戦する。
フェデラー、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)、2019年大会の女子チャンピオンである大坂なおみ(日清食品)は日中にそのスタジアムでプレーし、女子の世界1位であるアシュリー・バーティ(オーストラリア)は夜の部でジョコビッチの前にプレーする。
テニス界は若い男たちが前進の一歩を踏み、グランドスラム大会で優勝を遂げるのを待っている。2014年以降、30歳以下のグランドスラム大会初優勝者は出ていないのだ。
「彼らは日に日に近づいてきている。それは明白だ」と言ったジョコビッチは、23歳のダニール・メドベージェフ(ロシア/昨年のUSオープン決勝でナダルに敗れ準優勝)、26歳のドミニク・ティーム(オーストリア/フレンチ・オープンで2度決勝でナダルに敗れている)、21歳のステファノス・チチパス(ギリシャ/昨年のオーストラリアン・オープン・ベスト4で、すでのビッグ3の全員に勝ったことがある)らの名を挙げた。
「彼らは非常に近くまで来ている。文字通り、1セット離れているだけだ」とジョコビッチは言い添えた。「近い将来のある日、それは起こるだろうと思う。それは今にも起こる。避けがたきことだよ。彼らに足りないもの? 正直、足りないものなど、あまりないと思うよ」。
(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)
※写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)、16日撮影
MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 16: Last years Australian Open Winner Novak Djokovic speaks during the official draw ahead of the 2020 Australian Open at Margaret Court Arena on January 16, 2020 in Melbourne, Australia. (Photo by Darrian Traynor/Getty Images)
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