今季のグラスコート初戦に勝ったシフィオンテクがセレスに並ぶマッチ36連勝 [ウインブルドン]

写真は今季のグラスコート初戦を勝利で飾り、キャリア最長の連勝を「36」に伸ばしたイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月27日~7月10日/グラスコート)の女子シングルス1回戦で第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が予選勝者のヤナ・ファット(クロアチア)を6-0 6-3で退け、2月末のドーハから続いている連勝記録を『36』に伸ばした。

 前哨戦に出場せず今年初めてグラスコートで試合をプレーしたシフィオンテクは第2セットの序盤に1-3とリードされながら覆し、そこから5ゲームを連取して試合を終わらせた。

「今シーズン初めてのグラスコートでの試合だったから、難しいのはわかっていた。第2セットの出だしに集中力が切れて、彼女がそこにうまく付け込んで反撃してきた。でも、しっかりカムバックして2セットで終わらせられてよかったわ」とシフィオンテクはオンコートインタビューで語った。

 グラスコートでも心地よさを感じているか尋ねられ、「私はまだ人生で12週間くらいしかグラスコートでプレーしたことがないと感じているから正直少し難しいけど、でもここの素晴らしい雰囲気や伝統に後押しされている。だからここでいいプレーをしたいというモティベーションに満ちているわ」とシフィオンテクは話した。

 マッチ36連勝を飾ったシフィオンテクは、32年前にやってのけたモニカ・セレス(アメリカ)の記録に並んだ。これ以上の連勝記録を持っているのは、1997年のマルチナ・ヒンギス(スイス)が最後となっている。

 世界1位の座はプレッシャーにもなり得るが、その地位を楽しんでいるかと尋ねられたシフィオンテクは「ええ、楽しんでいるわ」と笑顔で答えた。

「メンタル面には取り組んできたの。大会前は難しい時期だったけど、チームが支えてくれた。今まで取り組んできたことが今シーズン形になっている。素晴らしい。でもアッシュ・バーティ(オーストラリア)がここにいないのは寂しい。グラスコートで彼女と対戦したかったから。彼女の引退後、数大会は自分がトップにいていいんだと感じられた。でもこのポジションにいることにまだ対処しているところ。トップでい続けて、安定した結果を残す方法を探っている。今後どうなるか見てみましょう」

 シフィオンテクは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したソネイ・カータル(イギリス)を6-4 3-6 6-1で破って勝ち上がったラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のレスリー・パティナマ ケルクホーフ(オランダ)と対戦する。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles