マレーがデビスカップ復帰戦で勝利、フィットネス面で四苦八苦
スペインは余裕の勝利
ナダルはボルナ・ゴヨ(クロアチア)を6-4 6-3で下し、対クロアチア戦でのスペインの勝利に貢献してグループBでの首位の座と準々決勝への切符を確保した。
これはナダルにとって、デビスカップにおける連続26勝目に当たる。この試合に先立ち、ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)はニコラ・メクティッチ(クロアチア)を6-1 6-3で倒していた。
ナダル(左)はマルセル・グラノイェルスとのペアでダブルスにも出場し、スペインの3勝目を挙げた
スペインは火曜日にグループ初戦を戦ったが、ロシアに対して2勝1敗と苦しい挽回勝ちで大会を始めていた。
一方のクロアチアは、この日の敗戦でグループ敗退が決まった。
ジョコビッチがセルビアをけん引
マレーが世界ランク179位のグリークスプアを倒すのに苦労しているとき、ジョコビッチはグループAの日本との対戦で世界73位の西岡良仁(ミキハウス)を6-1 6-2で問題なく下し、セルビアに2勝0敗のリードを与えた。
セルビアのノバク・ジョコビッチ
第1セットで3度、第2セットで2度西岡のサービスをブレークしたジョコビッチにとって、それはデビスカップでの連続13試合目の勝利だった。
その試合に先立つ第1シングルスでは、フィリップ・クライノビッチ(セルビア)が杉田祐一(三菱電機)を6-2 6-4で倒していた。
木曜日に行われるセルビア対フランスの勝者が、準々決勝行きの切符を確保することになる。
「それは、おそらく我々が今大会で直面する中でも最大のチャレンジのひとつだろう」とジョコビッチは言った。ジョコビッチは2017年以来、デビスカップでプレーしていなかった。「デビスカップでもっとも成功を誇る国の一角、フランスに対してプレーするということは大きな挑戦だ。彼らは間違いなく、最強チームのひとつだよ」。
火曜日にフランスに1勝2敗で競り負けていた日本が、グループを突破する可能性はなくなった。
日本のダブルス、内山靖崇(左の背中)/マクラクラン勉はセルビアのヤンコ・ティプサレビッチ/ビクトル・トロイツキに 6-7(5) 6-7(4)で敗れた
ドイツの勝利と記録的タイブレーク
アルゼンチンは火曜日にチリを3勝0敗で下していたが、この水曜日にはダブルスでデビスカップ史上最長のタイブレークの記録を樹立したあと、ドイツに対して同じスコアで敗れた。
フィリップ・コールシュライバー(ドイツ)
フィリップ・コールシュライバー(ドイツ)はギド・ペラ(アルゼンチン)を1-6 6-3 6-4で倒し、ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)がディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)を6-3 7-6(8)で退けた。そしてその後のダブルスで、ケビン・クラウィーツ/アンドレアス・ミース(ドイツ)が3時間18分を要した激戦の末、マッシモ・ゴンサレス/レオナルド・メイヤー(アルゼンチン)に6-7(4) 7-6(2) 7-6(18)で競り勝ったのである。
オーストラリアが準々決勝へ
オーストラリアはベルギーを下してグループDの勝者となり、木曜日の準々決勝でカナダと対戦することになった。
水曜日にオーストラリアは、まずニック・キリオス(オーストラリア)がスティーブ・ダルシー(ベルギー)を6-2 7-6(9)で倒し、それからアレックス・デミノー(オーストラリア)がダビド・ゴファン(ベルギー)を6-0 7-6(4)で退けて、2連勝で勝負を決めた。
(APライター◎タレス・アッゾーニ/構成◎テニスマガジン)
※トップ写真はイギリスのアンディ・マレー(左)とキャプテンのレオン・スミス
MADRID, SPAIN - NOVEMBER 20: Andy Murray of Great Britain speaks to Great Britain captain Leon Smith during his Davis Cup Group Stage match against Tallon Griekspoor of the Netherlands during Day Three of the 2019 Davis Cup at La Caja Magica on November 20, 2019 in Madrid, Spain. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images for LTA)
※写真はすべてGetty Images
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