内藤祐希「50の質問」グランドスラムに出てはじめてプロのテニスプレーヤー|Player File 5
Q26 好きなグランドスラムは?
「クレーが好きなのでフレンチ・オープン。ジュニアイベントとかではまだ大会自体の雰囲気をじっくり感じる余裕もなかったので、これからはそれぞれの雰囲気の違いも楽しめるようになっていきたいです」
Q27 どんな展開でポイントを取ったときが一番気持ちがよいですか?
「ラリーからフォアに回り込んで逆クロスやストレートにエースが取れたときです。フォアで調子が決まってくるというか、フォアの調子がいいと気持ちが上がるし、すごく自信も出てくるので」
Q28 自分のプレースタイルを自己分析すると?
「サービスやフォアハンドで自分から攻めていってポイントが取れる。日本女子の中ではパワフルで、普通とは少し違うテニスかな。フォアで展開していって、相手にプレッシャーをかけていくのが私のスタイルだと思います」
強く重いスピンをきかせたフォアハンドは大きな武器となる
Q29 一番悔しいポイントの取られ方は?
「ドロップショットを決められるとすごく腹が立ちます。一瞬、カッと頭に血が上るんですけど、『まあ、たまたまだな』と思うようにしています(笑)」
Q30 誰かの何かがひとつ手に入るとしたら何が欲しいですか?
「ノバク・ジョコビッチ選手のフットワーク。やっぱりフットワークが悪くなってくると手打ちになっちゃう。リズムを含めてジョコビッチ選手くらいフットワークが良ければ、ショットの調子もアップダウンしないと思います」
Q31 自分のメンタル面を自己分析すると?
「ジュニアのときは調子が悪いと開き直ってガンガン打っていってしまったんですが、丸山淳一コーチに見てもらうようになってから、調子が悪くても我慢して、耐えて、ということを言われています。自分の調子によって気持ちがアップダウンしないように、ということに取り組んでいます。自分では自分の分析や何をどうすればいいのか、改善点なども全部わかっているつもりなんですが、それをコントロールして実行していく力がない。まだ“お子ちゃま”なんだと思います」
Q32 メンタル面の課題を克服するには?
「自分の気持ちをコントロールできないことがあると、周囲からは『まだ若いから』『時間が経てば良くなる』と言われることが多いんですけど、すごくイヤなんです。ジュニアの頃からいろいろ経験して、メンタルだって成長してきているはずなのに、どこかで“子供っぽさ”が出てしまう。自分の中では課題を頑張って整理して、克服しようと思っているんですけど、いざ目の前に問題が起きると、『ほらダメじゃん』と思ってしまう。もっともっと折れない気持ちを持てるようにしたいです」
Q33 昨年から指導を受ける丸山淳一コーチはどんな存在ですか?
「私はテニスの面ですごく悩んだり考えちゃうことが多いんですが、丸山コーチは『テニスは人生における一部に過ぎない』というところからスタートするんです。世界が大変な状況の中で、今生きていること、元気に過ごせていることが大事で、テニスのことを重く考えることはないって。人生の授業みたいな感じです(笑)。でも、そのおかげで気負い過ぎずにテニスに取り組むことができています」
Q34 丸山コーチからはどんな指導を受けていますか?
「テニスの基本についてあらためて指摘されることが多いです。フォアハンドであれば腕の使い方とかの話ではなく、まずフットワークや軸を中心にするように、とか。あとは試合の中で、負けていてもいかに忍耐強く戦うことができるか。局面によってどうギアを上げていくか。基本なんですけど、今の私に必要なことをアドバイスしてくれます」
Q35 同じく丸山コーチが指導する森田あゆみ選手はどんな存在ですか?
「お姉さん(笑)。あゆみさんからアドバイスしてくることはないんですけど、私が悩んでいることを聞くと、すごく真剣に答えてくれる。もう、『お姉さん』という感じです」
Q36 森田選手から刺激を受けたり、学んだりすAる部分はありますか?
「たくさんあります。打ち方とかフットワークとか、テニスコートでの動きが教科書みたいでムダがないし、雑になることもない。フットワークはこれくらいリラックスしていたほうがいいのかって、すごく参考になる。私があゆみさんのように動けたら、テニスがすごく楽なんだろうなと思います」
同じく丸山コーチの指導を受ける森田からは多くの刺激を受けている
Q37 プロ1年目の2019年シーズンはITF大会で5勝、トップ200を突破しましたが、あらためて振り返ると?
「どうなんだろう? 頑張ったとは思います」
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