内藤祐希「50の質問」グランドスラムに出てはじめてプロのテニスプレーヤー|Player File 5



Q38 ツアーを回ることには慣れましたか?

「ジュニアの頃から海外遠征には行っていたので、プロの大会でもあんまり変わらないですね。海外がイヤだなと思うことはしょっちゅうありましたけど、それも流れに身を任せてというか、いつの間にか時間が過ぎていって『イヤだな』という気持ちも忘れちゃう(笑)。結局は慣れですね」

Q39 環境には順応しやすいタイプですか?

「海外遠征でもひとりで飛行機に乗ったり、ひとりで時間を過ごしたり行動したりということは多かったですし、苦ではないです」

Q40 良い意味でマイペースなのでしょうか?

「周りにはよく『話し掛けているのに無視される』と言われます(笑)。頭の中で考え事とかをしていると、話し掛けられても気づいていないみたいなんです。ひとりで考えて行動することが多いからなのか、ただちょっと抜けてる感じなのか(笑)。『個人競技向きの性格だよね』ってよく言われますし、実際テニス選手をやっているんだから誉め言葉なのかな? マイペースだからこそ、ここまでやってこられたのかなと思います」


ためてきた気持ちを爆発させるのがすごく楽しみです!


Q41 2020年シーズンはどんなスタートでしたか?

「新型コロナウイルスの影響でツアーが中断していたので、オーストラリアン・オープンが今年という感じがしない。すごく昔という感じがします。オークランドのWTA大会に入れなくて最初の試合がオーストラリアン・オープンの予選だったんですけど、リラックスできていて、1試合勝つこともできて、スタートは良かったと思います」

Q42 自己最高の175位を記録しましたが、ツアーは中断されてしまいました。

「大ショックでしたね。19年は600番くらいのランキングから200番を切って、今年は『トップ100を目指すぞ!』という気持ちでやっていたので……」

Q43 ツアー中断の間はどう取り組んでいましたか?

「いつツアーが再開してもよいという気持ちで毎日を過ごせていたので、練習やトレーニングに対しては前向きに取り組めていたんですけど、急に自分に対して自信がなくなっちゃったりとかはありました。『ツアーが再開しても本当に勝てるのかな』って自分で自分に質問してしまったり……」

Q44 実戦がないゆえのつらさだったのでしょうか?

「本当に悪いクセなんですけど、私、練習試合だと本番のようにプレーできないんです。ずっと取り組んでいる我慢強くプレーすることができず、ガンガン打ちにいってしまったり。だから練習試合では負けることも多くて……。今は気持ちの面でも上がってきたので、早く試合をして、ためてきた気持ちを爆発させるのがすごく楽しみです!」

Q45 現時点での目の前の目標は?

「まずは試合ができる楽しさとかを思い出していけたらいいなと思います。もちろん勝ち負けは大事なんですけど、自分が納得できる試合を重ねていきたいです」

Q46 東京オリンピックは意識しますか?

「延期されたのは残念ですが、私個人にとってはチャンスが回ってきたと思っています。昨年の段階では視野に入っていなかったんですけど、今なら(カットラインの目安になる)60位を目指すことができる。チャンスが来たら、食らいついていきたいと思います」

Q47 将来はどんな選手になりたいですか?

「周囲やファンの方から好かれる選手、尊敬される選手になっていきたいです。あとは『ちょっと違うな』と思われる選手ですね。海外の人からはよく『日本人はずっとベースラインの上に立っている』だの『サイズが小さい』だの、『日本人だからどうこう』みたいなことを言われるんですけど、もうそれがイヤでイヤで(笑)。最近、テニスが男子っぽいと言われることが多くて、もう“テニス男子キャラ”でいこうと思ってるので、いずれ海外の人からも『この日本人、ちょっと違うな』と思われるような選手になりたいです」

Q48 男子選手を参考にすることもありますか?

「試合の前は女子の試合の動画を見ることが多いですが、最近はフォアの回り込みや展開の仕方、バックのスライスを使うタイミングとか、男子の試合を見て参考にしています。錦織圭選手やドミニク・ティーム選手、ラファエル・ナダル選手の試合をよく見ますね」

Q49 あらためてテニスの魅力は何ですか?

「陸上競技みたいに一発勝負ではなくて、試合中でも修正ができる、しなければいけない。ポイント間も20秒あって、次に相手がどんなボールを打ってくるか常に考えないといけないし、たとえ自分の調子が悪くても、頑張ってどうにか調子を戻していかないといけない。試合の中でそうしたいろいろな駆け引きがあるというのが、テニスの一番の魅力かなと思います」

Q50 最後にファンへのメッセージを。

「日本女子の若手の中でも、一番先頭を走っていきたいと思うので、応援よろしくお願いします。まずは『内藤祐希』という名前を覚えていただけたらうれしいです!」



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