鈴木貴男のサービス履歴書〜競技歴35年から見つけたベスト練習法

12~14歳|新しい技術は好奇心旺盛に試す

中学時代は毎日フォーム改造

 小学6年生で全小を制し、中学1年生になるとカテゴリーも変わって、思うような結果が出ませんでした。でも、年上の選手と戦う機会が増え、より考えてプレーするようになったと思います。

 中学時代の僕は好奇心旺盛で、とにかく新しい技術に取り組んでいました。もちろん、自分がその技術に納得した上での話ですが、サービスもああでもない、こうでもないと変えていました。

 中学2年生からは東京のテニスクラブ、桜田倶楽部に通い始めたのも大きかった。入った理由は、辻野隆三さんといった年上の強い先輩がたくさんいたこと。技術を見て、取り入れる環境が揃っていました。海外選手のプレーも参考にしながら、毎日のようにサービスフォームを変えていたと思います。自分に合うもの、心地のいいサービスフォームを探していました。

もともと両サイド両手打ちだったが、中学2年生で行った海外遠征で片手打ちバックハンドに変更。サービスも同様に技術を試して覚えていった

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