志賀正人_プロが実践する“身体メンテナンス”〜徹底的に疲労回復

PART 2|練習、競技後の疲労回復

運動後は必ず3つの“作業”を行う

 では、試合や練習後に行う作業も紹介していきます。もっとも疲労を回復させることにおいて大事な時間帯です。特に試合後はやることが多くてたいへんですが、僕が最初に行うのは以下の3つの作業です。

①栄養補給
②ジョギング
③アイシング

 これらを順に欠かさず行うことで、疲れを取り除くことができます。また、①栄養補給ではオススメの摂取法もあるので、チェックしてください!

1|栄養補給

 疲れをとるためにもっとも重要なのが、試合後の約30分間、“ゴールデンタイム”と呼ばれる時間です。壊れた筋繊維を修復するために栄養の吸収率が上がる時間帯です。運動後は時間の経過とともに吸収率が低減するため、僕は運動後10分以内に糖質とタンパク質を摂取するようにしています。

CHECK!
ゴールデンタイムはプロテインと100%のフルーツ系ジュースで決まり! 

 疲労回復に必要な糖質とタンパク質の割合は3:1。この理想に近づけるおすすめの摂取方法が、プロテインと100%のフルーツ系ジュースをいっしょに飲むことです。これによって、理想とする割合に近づけることができ、疲労回復にもってこいの方法です。競技中の疲労回復でも触れましたが、糖質による筋肉中へのグリコーゲンの補給と筋肉の損傷に対してタンパク質を取り込むイメージで飲んでみてください。このとき、幸せな気持ちになった方はかなりのマニアになりそうです……。

2|ジョギング

栄養補給を終えたら、次にジョギングです。試合後は、血液中の疲労物質が多くなるため、一定のリズムで走ることによって血液を循環させ、疲労物質を血中から除去できるそうです。僕の場合、走る時間は決めずに「身体が軽くなったな」と感じたらやめます。

3|アイシング

 夏場の試合は①と②に加え、アイシングも行います。痛めた箇所を冷やすアイシングではなく、熱がこもった身体をクールダウンさせるためです。熱を持ったままだと、十分にリラックスできずに寝つけなかった経験から行うようになりました。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

Pick up

Ranking of articles