志賀正人_プロが実践する“身体メンテナンス”〜徹底的に疲労回復

PART 3|ストレッチによる疲労回復

下半身のストレッチは翌日のパフォーマンスに直結する

 疲労を軽減、回復させるには身体のケアも必要です。いつでもトレーナーのケアを受けられるわけではありません。ここでは、僕が自ら行うケア方法も紹介していきます。

ゴルフボール

 ゴルフボールは足の裏に当てて転がします。足裏のケアはすごく重要で、翌日までに少しでも張りを取っておきたい箇所のひとつだからです。足を使うテニスにおいて、足裏は衝撃を和らげるクッションの役割をもちます。疲労がたまると固くなり、衝撃を吸収しないままダイレクトに膝や腰に負担がかかります。テニスボールよりも固いゴルフボールを使って、足裏を入念にほぐすようにしましょう。

フォームローラー&テニスボール

 背中や腰、太もも横はストレッチしづらいので、ローラーを転がしたり、テニスボールを当てて筋肉をほぐします。テニスボールは、張りがある箇所に当てて深呼吸するだけでも筋肉は十分ほぐれます。

フォームローラーで太もも横の張りをほぐす

ストレッチ

 ストレッチは試合後と就寝前に行います。臀部やハムストリング、大胸筋といった大きい筋肉を中心に伸ばしていきます。注意点は、息をゆっくりと吐きながら伸ばしたい箇所に意識を置き、一分間行うこと。短い時間だと逆に筋肉が収縮してしまうので、筋肉をゆるめる目的で行うならば30秒以上がおすすめです。

入念に臀部をストレッチする

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