佐藤雅弘トレーナー_強い人ほどやっている!チューブを使った最新トレーニング(Player's VOICE 鈴木貴男プロ&日比野菜緒プロ)
チューブを使ったトレーニングは、運動前の欠かせないものとして浸透しつつあり、多くのトップ選手が取り組んでいる。今回は、チューブを用いたトレーニング方法を佐藤雅弘トレーナーに解説してもらった。【2017年2月号掲載記事】
指導◎佐藤雅弘
さとう・まさひろ◎JAMプランニング代表、JAMコンディショニング・ディレクターであり、JOCオリンピック強化委員、修造チャレンジ・コンディショニング部門責任者、ミズノアドバイザリースタッフ、シダックスカルチャーワークスのアドバイザーも務める。現在は日本女子の奈良くるみや土居美咲、波形純理、男子では守屋宏紀、内山靖崇、山﨑純平などのコンディショニング指導を手掛ける
写真◎Getty Images、BBM アシスタント◎馬場大和(JAMプランニング)
正しいフォームの維持が筋トレに不可欠な要素
チューブトレーニングは多方面から注目されており、テニス界も例外ではありません。私が指導する選手たちも練習や試合の前に使ってコンディションを整えています。
チューブを使う際の重要なポイントは“正しいフォーム”です。チューブを使うことによって何気ない動作でも体勢の維持が困難となり、その負荷によって筋肉への刺激も増します。フォームの維持ができていないと、鍛えたい箇所に正確に刺激がいかず、かえって故障のおそれも出てくるので注意してください。
みなさんにまず紹介したいトレーニングは、選手たちに実践してもらっている「股関節の安定」を目的とした動作です。これは“体幹の強化”で、身体のブレを抑制するために行います。特に中臀筋、股関節周囲・臀筋群を鍛えることで、プレー時のフットワークをより安定させ、力強いショットを生み出します。
Advice|トレーニングに合ったチューブ選びも大事
チューブを使ったトレーニングも年々その数が増え、用途に適した新種のチューブが誕生しています。ハンドルが付いたものやインナーマッスルを鍛えるのに適したセラバンドなど様々。それらは、インターネットやスポーツ量販店で手に入ります。
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