多機能型フォアハンドを身につける“実践編”(記事)



ポイント8|スピードの変化に強い

「ラケットが打点に近く、骨盤の動きが コンパクトなため、ボールに当たるまでの 時間がかからず、手元まで引きつけられます」

 多機能型フォアを覚えると、ボールのスピードの変化に強くなります。

 まず従来型フォアで考えると、右足から左足への体重移動を含め、運動連鎖の数が多くなります。そして前述したようにクローズドスタンスになることが多く、ラケットがインパクトから遠くなります。体重を打球方向に完璧に移動することができません。こうしたことからボールスピードの変化にとても弱いです。



 一方、多機能型フォアは胸椎をひねることでテークバックを完了できるので、この状態でボールを自分の打点に近いところまで引き込むことができます。ラケットを打点の近くに置いて待っている状態で振り出すことができるので、ボールが遅いときにはこの状態で待っておいて振ることもできますし、速いときには待たずに振ることもできます。



 それは野球のバントの状態です(下写真)。ミスヒットやミスタイミングが起きにくく、変化に強くなります。


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