中川直樹「50の質問」プロになってから今が一番テニスを楽しいと感じる|Player File 10



「これまで以上にコートで自分のテニスを表現していきたい」

Q41 全日本では優勝のカギとなる試合はありましたか?

「内田海智君との3回戦で逆転勝ちできたのは大きかったですね。一番タフな試合でした。彼は普段からチャレンジャーをメーンに活動している選手ですし、自分がそれまでに感じていた流れや手応えを確信できた試合でした」

Q42 今村昌倫選手との決勝では緊張はありませんでしたか?

「久々のシングルスでの決勝だったのでもちろん緊張はありました。無観客で屋根の閉じた有明コロシアムもすごく静かで、ボールの音だけが響いていて、独特な雰囲気ではありましたけど、冷静さは欠くことなく臨めたと思います」

Q43 初の全国タイトルを手にした思いは?

「自分でも全国大会ではいつも準優勝で終わるイメージが強くて(笑)。あんまりいいイメージがなかったので、そのイメージは変えることができたかなと思います」


全日本優勝をバネに再び世界へ挑戦していく

Q44 再び世界を目指すきっかけになる?

「自信になりましたね。ATPランクで300位台の選手が3、4人出ている大会で優勝できたというのは、チャレンジャーやその先のツアーを目指す上で、自分の感じていたことや、やってきたことが間違いではなかったと思えました」

Q45 あらためて2020年はどんなシーズンでしたか?

「コロナはありましたけど、個人的には充実していましたね。最近、すごくテニスが楽しいんです。面白いなって。自分のテニスを見失っていた時間が長かったので、感覚が戻ってきて、できることが増えてくると、もっともっと追求していきたくなる。プロになってから、今が一番テニスが楽しいかもしれません」

Q46 取り戻した自分のテニスとは?

「ジュニアの頃からフォアハンドを軸にやってきた。僕のテニスはフォアハンドなんだということがあらためて確認できました。僕はヨッシーみたいなディフェンス力があるわけではない。でも、自分から展開していく自信はある。しっかりそこで勝負していきたいです」

Q47 2021年シーズンが始まりましたが、コロナ禍が続く中で海外遠征に行く難しさは感じる?

「フューチャーズを開催している国は少なくて、今は僕のような選手(695位)がランキングを上げるのが難しい状況です。シーズンのスタートはチュニジアのフューチャーズからだったのですが、大会の途中で政府からの要請によって中止になり、1月中の大会がキャンセルになってしまいました。そうした状況は受け入れるしかありません」

Q48 それでもトライは続けていく?

「もちろん健康は大切ですし、感染症対策に細心の注意を払うのは当然ですが、その上で挑戦していきたいと思います。時間はかかると思いますがチャレンジャーレベルでも十分に戦えるという感覚もあるので」

Q49 中川選手にとってテニスの魅力とは?

「選手それぞれの考え方だったり、チャレンジしてきたことをコートの上で表現して、それをみんなに見てもらえるという素晴らしいスポーツだと思います。例えばヨッシーなんかトップ100の中では一二を争うくらい身長が低い選手だけど、そのハンディをものともせずに考え抜いたテニスで自分より大きな選手を倒していく。そうした表現の仕方は選手それぞれだし、僕もこれまで以上に自分のテニスを表現していきたい。そういうところを皆さんに見てもらえたら面白いかなと思います」

Q50 最後にファンへのメッセージを。

「まだまだフューチャーズでランキングを上げているところですが、早く皆さんに見ていただけるようなステージに立って、自分のテニスをコートで表現する姿をお見せしたいと思うので、応援よろしくお願いします!」

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