2018年USオープン決勝「大坂なおみ vs セレナ・ウイリアムズ」_丸山淳一コーチが戦況分析&ショット解説
これから|注目点(7) 次の大坂なおみが大事
タイトルを獲ったあと、次のタイトルが遠く、なかなか勝てなくなる選手がいます。その理由を私はこう考えます。
タイトルを獲る選手というのは、自分のやりたいテニスが噛み合って表現でき、精神的にも思いきっていける状況で、言わば、やや出来過ぎのときに勝っていると思うのです。相手ももちろん強いですが、例えば相性のいいタイプのプレーヤーに恵まれたりすることもあります。そういう中でつかんだ自信は、「オーバーコンフィフデンス」(過剰な自信)です。
タイトルを獲ったときに、「今回はタイトルを獲ったけど、次はきっとタフだ」という気持ちを持つのか、「今回のテニスが一番いいテニス、自分は強い、これでいいんだ」という気持ちを持つのか。私は後者は“錯覚”だと思っていて、気を引き締め、自分のテニスを向上させるということに取り組み続けないと、おそらく次は負けます。今はみんながゲーム分析にすぐれているので、前回勝ったテニスでもう一回やっても、次はやられてしまう、その上をいかなければいけないのです。
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