片手打ちバックハンドは絶滅危機か!?_元世界4位、ジーン・メイヤーのバックハンド・レッスン第2弾

テーマ8
パッシングショットが難しいのは片手打ち、両手打ちどっち?

信頼が置けるのは両手打ちバックハンドのほう

Q バックハンドの中でパッシングショットは、相手のファーストサービスのリターンに続き、2番目に難しいショットだと思います。パッシングショットを打つのに適しているのは、両手打ちと片手打ちどちらでしょうか?

A パッシングショットを打つのが難しいのは、ボールが速く、回転量もあって向かってくる点で、サービス&リターンの難しさに共通する部分があると思う。
信頼がおけるのは両手打ちバックハンドだろう。(関連記事として両手のメリットを後述している)こちらのほうが様々なボールに対処しやすく安定する。

 片手打ちバックハンドの選手の中でもレベルが高い選手になれば、パッシングショットを上手に打てるが、両手打ちバックハンドの選手よりもコンタクトポイントが早いため、タイミングを合わせるのは、やはりなかなか難しい。

 ウインブルドンの芝生のコートなどはイレギュラーのバウンドが起こることもあり、ポイントは平均して短く、その中でチップ&チャージ(またはネットラッシュ)が全盛だった時代があったが、それはとうの昔に終わってしまったようだ。

両手打ちバックハンドのマレー。両腕によってフェースのブレを抑えることができ、コンタクトポイントをコントロールできる

片手打ちバックハンドのワウリンカ。両手よりもコンタクトポイントが早い(前)

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