片手打ちバックハンドは絶滅危機か!?_元世界4位、ジーン・メイヤーのバックハンド・レッスン第2弾

テーマ14
サーブ&ボレーヤーに片手打ちが向いているのはなぜか?

片手打ちバックハンドを打ち続けることによって、片手打ちのスライス、ボレーが上達する

Q 2010年にナブラチロワは世界でもっとも偉大な女子サーブ&ボレーヤーであるとニューヨークタイムズが報じました。私はサーブ&ボレーヤーには片手打ちバックハンドのほうが適していると思っていますが、あなたはどう思いますか?

A 片手打ちバックハンドはサーブ&ボレーヤーにとって多くのプラスがある。サービスやスライス、ボレーなどの技術がつながりやすいからだ。

 片手打ちバックハンドを打ち続けることによって、より安定したボレーヤーになれるんだよ。片手打ちバックハンドとネットプレー(ボレー)は明らかに連動しやすい。
また、低いボールに対してアプローチショットを打つときも、片手打ちのほうがより自然にスライスを打つことができる。それは両手打ちのプレーヤーが、片手打ちのスライスを使うことからもわかるだろう。

 それでも全体的に見れば、サーブ&ボレーヤーの多くは、両手打ちのほうがいい選手が多いと思う。過去に両手打ちでボレーも得意だった選手には、コナーズ、ビヨークマン、ウッドフォード、現役ではナダル、ステパネク、ミーシャ・ズべレフやダブルスが得意なネスター、ジェイミー・マレー、ブルーノ・ソアレスの名前が挙げられる。

低くて短いボールを両手で打つのは難しい(ボールが浮きやすい)

片手スライスで打つほうがボールをコントロールしやすく、ネットに出る動作として自然

ナダルの片手打ちバックボレー。ナダルは両手打ちバックハンドだが、ボレーは片手で打ち、技術レベルは高い

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