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鈴木貴男
TAKAO SUZUKI
Q20 試合になると相手が強く見えて仕方がありません。それで委縮して負けてしまいます。どういう気持ちで相手を見ればいいでしょうか?
A20 相手を過大評価しないこと練習の成果を試合で発揮できるように
テニスは相手がいるスポーツですから、そのような気持ちになることは恥ずかしいことではありません。ただ、相手の実績や雰囲気に意識がいきすぎると、相手を過大評価してしまうので、自分のテニスや行動に集中しましょう。結果も大切ですが、自分がやってきたことがどれだけ試合で出せるかがより大切で、少しずつ(試合中に)出せるようになってきたら、その時間を少しでも長くすること。
一方、我慢強く戦うことも大切なことで、それによって強い相手でも「嫌だな」という感情が出てくるものなので、うまくできていることに自信を持って戦いましょう。相手のことを考えすぎず、自分ができる範囲内のプレーを心掛けることです。
Q21 普通のサービスとサービス&ボレーのサービスを打つときの違いはありますか?
A21 違いはあるけれどコントロール重視で
自分のサービスフォームの中での違いは特にありません。打ち方で大きな変化を出してしまうと(トスが前、身体の使い方など)、相手に読まれてしまう可能性があります。ただ、まったく同じように打つのは難しいという方は、サーブ&ボレーのときにはコントロールミスを最小限にすることに気をつけてください。
相手のリターンのコースやスピードを予測しやすくするために、コントロールミスを少なくすればボレーも打ちやすくなるだろうし、少々厳しいリターンが飛んできても予測によって返球できる確率も上がるはずです。フォームの部分に意識をもっていくのではなく、駆け引きとボールコントロールの部分に集中することが大事です。
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