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2019-10-21

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守屋宏紀
HIROKI MORIYA

Q6 クロスラリーからの展開でストレートに打っていくタイミングがわかりません。

A6 目的を持ってコースを変更。ボールに対して正しい判断を

　ラリーはクロスがベースで、ストレートで勝負にいくのが基本的な考えだと思いますが、僕はコースを変えるのはわりと早いタイプだと思います。まずは、相手のボールが甘くて勝負にいけると思えばストレートに打っていきましょう。また、甘くなくても相手を動かしたいと思えばストレートに打ちます。ストレートに流す、という感じです。コースの変更というのは、ただ何となく、ではなく、目的を持って変えるべき。ただ、コースを変えることも大事ですが、しつこいくらいに同じコースに打ち続けることも必要。このあたりは「そろそろ（コースを変えてくる）かな？」と相手との駆け引きでもありますね。

　あとはボールに対しての判断です。低い打点からストレートに打つのはリスクが高いし、自分の態勢が崩れているのに無理にコースを変える必要はありません。もう一本クロスで我慢すべきボールなのに強引にストレートに強打してミスが出る――その判断が正しくできるようになればミスは減り、タイミングもつかめてくると思います。

Q7 調子が悪いときはどう戦っていますか？あきらめずに最後まで戦い抜く方法は？

A7 ひとつのことを徹底する！ワーストは何もしないこと

　ショットのフィーリングがよくない日は足を使って走りまくる。フォアハンドの調子が悪いならバックハンドで打ちまくるなど、とにかく何かひとつ徹底して行うのがいいかと思います。調子が悪いから今日は勝てないではなく、悪いなりに何を引っ張り出し、どう戦っていくかを考えて実践しています。調子が悪いショットに引っ張られて試合を捨ててはいけません。一番ダメなのは何もしないこと。変えないこと。そのままやってしまうこと。調子が悪い中でも我慢していれば、活路は見出せると思います。正直、すべて調子のいい日なんて、そんなにあるものではありません。

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