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高橋悠介
YUSUKE TAKAHASHI

Q4 高く弾んでくるボールがうまく返せません。どうしたらうまく返せますか?

A4 どこでボールを打つべきか。素早い状況判断がポイント

 一番簡単なのは、自分が打ちやすい打点まで下がることですね。足をしっかりと使って下がってください。ただ、これだと後ろに下がってポジションも悪くなり、相手に時間を与えてしまいますので、レベルアップしたいなら、その場にとどまり、弾んでくるボールを叩くことです。そのときのコツは落下地点を予測し、少し遠めから微調整して向かっていくこと。逆に落下地点に近づきすぎるとミスが出やすくなります。このあたりは感覚もあるので難しいですね(笑)。

 大切なのは状況判断です。その場にとどまるのか、後ろに下がるのか。後ろに下がることは決して悪いことではありません。一番悪いのは迷って判断が遅れ、中途半端に返してしまうことです。

Q5 風が強いときの戦い方を教えてください。いつも集中を欠いて負けてしまいます。

A5 風の強い日の鉄則3ヵ条。風を自分の味方にしよう!

 風の強い日の試合の鉄則は、足を動かすこと、ボールをよく見ること、そして力み過ぎないことです。少し言い過ぎかもしれませんが、いつも通りのショットを打つことは難しいという気持ちを持って戦うことも大切です。強風なのですから、いつもは決まるショットも決まらない場合もある。そこでイライラしても仕方ないですから。

 風の方向を見極めるのもポイントで、風上ならボールが飛び過ぎないように回転量を多くしたり、風下なら普段より強打しつつ、ドロップショットやアングルショットが有効なので多用します。横風なら左右のどちらから吹いているかをチェックするなど、風が強いから嫌だなではなく、風が強いからこう戦おうとポジティブに考えることです。風の把握を楽しめるようになるといいですね。

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