リターンをストレートへ打つ
Q6
レシーバーがリターンを ストレートに打った場合、 そのあとのレシーバー側の ポジションを正確に示してください。

A
ふたりとも、それぞれがセンター付近で テリトリーの真ん中が ポジションになります。

　レシーバーは多くの場合、サービスをしっかり返すためにクロスへの返球が主体となります。ただし、同じことばかりしていては、相手が読んで前衛がボレー（ポーチボレー）しやすくなるので、３割程度はストレートへのリターンも必要です。

　レシーバーがストレートを狙うときは、ダブルスのサイドラインではなく、シングルスのサイドラインを狙い、リスクを減らします。相手前衛のボディを狙ってもいいです。前衛はボディに打たれたボールをコントロールするのは難しいので返球が甘くなる可能性が高く、そこでそのボールを見逃さずに、次のショットで攻撃につなげます。

　ストレートに打つ場合は、あらかじめパートナーの前衛に伝えておき、相手前衛がなんとか返してきたボレーに反応できるように準備しておきます。



[イラスト解説] レシーバー側は事前にストレートアタックをする打ち合わせをして準備をしておく。レシーバーがストレートへ打ったあとは、前衛、後衛ふたりともがテリトリーの真ん中へ素早く移動。そうするとふたりがセンター付近に構えることになる。相手前衛がボレーをどこに打とうと、自身のテリトリーをカバーすれば適切に対処できる。

これはやってはだめ！

　ストレートアタックをパートナーの前衛が  知らないと、反応が遅れて、相手前衛が  返したボレーに対応できないことがあります レシーバー側があらかじめストレートへ打つことを決めている場合は、パートナーの前衛は準備しておくことができます。ところが、前衛がそれを知らないと、相手前衛のボレーに対して反応が遅れますし、返球が甘くなったときの対応が遅れて、チャンスを逃してしまいます。パートナーがストレートへ打つと知っておくことで、相手前衛の返球に準備ができ、素早く動けて、チャンスをつかむことができるのです。

レベルアップ

相手前衛のボレーを返球するのだ！

　ストレートのボールに対して相手前衛は、余裕がない状況でボレーを打つ場合がほとんどなので、そのボレーに反応できれば、逆にチャンスが生まれます。ボールが弱く返ることを見越して、ポーチボレーに出る！という作戦も使えます。