Q11 好きな国は？

「やっぱりフランスのパリは観光するところもいっぱいあっておしゃれ。あとはドバイ！　気持ちいいくらいに何でも世界一じゃないですか（笑）」

Q12 好きな大会は？

「ロラン・ギャロスかな。ジュニアのときにグランドスラムのシングルスで唯一1勝したのがフレンチだし、ダブルスでグランドスラム本戦に初めて出たのも、シングルスで本戦に入ったのもフレンチ。クレーも好きですし、けっこう得意なんです」


17年のロラン・ギャロスでは予選を突破し、シングルスで唯一のグランドスラム本戦入りを果たした

Q13 好きな選手・憧れの選手は？

「ロジャー・フェデラーとジュスティーヌ・エナンです。フェデラーは何でもショットがかっこいい。芸術。難しいショットでもしんどそうに打たない。本当にすごい。エナンは小柄（167㎝）なのに、まあ私（156㎝）よりだいぶ大きいですけど（笑）、片手バックでパワフルで、小柄でもグランドスラムで優勝できるんだっていう衝撃がありました」

Q14 ジュニア時代で一番思い出に残る大会は？

「やっぱり（穂積）絵莉と組んだダブルスで準優勝した11年のオーストラリアン・オープン・ジュニアかな。その前の年に初めてグランドスラム・ジュニアのシングルスで予選を上がれたのもオーストラリアン・オープンだし」


11年オーストラリアン・オープン・ジュニアでは穂積（右）とのダブルスで準優勝

Q15 穂積選手や日比野菜緒選手、二宮真琴選手、尾﨑里紗選手といった同年代の94年組はどんな存在ですか？

「大きいですね。どの大会に行っても誰かしらいるんじゃないかっていうくらい94年組はみんな頑張っていますし。活躍してくれたらうれしいし、刺激し合って、もっと高め合っていけたらなと思います」

Q16 プロになって一番思い出に残っている大会は？

「オーストラリアン・オープンでの絵莉とのダブルスのベスト4もうれしかったですけど、やっぱりシングルスで準優勝した17年のジャパン女子オープンですね」

Q17 17年のジャパン女子オープンはどんな大会でしたか？

「私もツアーの決勝に行けるんだってすごく自信になりましたし、WTAの舞台で戦っていきたいという思いもより強くなりました。準決勝は劣勢だったんですけど（対ヤナ・フェット、4-6 7-6(1) 6-4で逆転勝利）、あきらめずにファイトして勝つことができましたし、家族も見に来ていたのでうれしかったです！」


ツアー大会でのシングルス準優勝は大きな自信をもたらした

Q18 17年はキャリアハイと呼べるシーズンでしたが振り返ると？

「いろいろな出来事があり過ぎて。オーストラリアン・オープンのダブルスでベスト4になって、2月のマレーシアでは当時、世界ランク25位だったカルラ・スアレス ナバロに勝って、フレンチ・オープンのシングルスで本戦に上がったのも17年だし、それからジャパン女子オープンで準優勝。一年を通して最初から最後まで良かったので、すごく充実していました。最後に中国で歩けなくなるくらい左足首を捻挫してしまったのは残念でしたけど、シーズンが終わったときに『もしかしたらこの年が自分の中で一番いい年になっちゃうかな』と思ってしまったくらい。そんなこと思ったから、そのあと落ちていってしまったのかもしれないですけど……」

Q19 翌18年は徐々にダブルスにシフトしていきました。

「シングルスへの思いはありましたけど、18年は初めてフェドカップに出られた年でもあったので。2月にアジア予選、4月にプレーオフで勝ったのはいい思い出です。もちろんシングルスもやりたい、シングルスもうまくいってほしいという思いもありながら、フェドで選ばれるのはダブルスだし、東レで優勝したのもダブルス。だったらもうダブルスで行こう、と決めた年でもあります」

Q20 ダブルスにシフトすることに葛藤はありませんでしたか？

「ありましたね。結果論ですけど、その後もダブルスのランキングは思うように伸びなくて、キャリアハイの30位を超えることができなかった。だったらシングルスもしっかりやっておけばよかったな、というのは正直あります」

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