加藤未唯「50の質問」シングルスでもう一度グランドスラムの舞台に立ちたい|Player File 7



「オリンピックに出たい。国を背負って戦うってかっこいい」

Q41 コロナ禍での海外遠征の難しさは感じなかった?

「もちろん感染対策には気をつけていましたけど、感染するかもしれないと覚悟して遠征に行っていたので、細心の注意を払っていれば大丈夫かなと思います」

Q42 来シーズンのツアー開催にも楽観的?

「どうなるかはわからないですけど、アジアでも徐々に再開していくことはできるんじゃないかなと思います。アメリカやヨーロッパだけではなくて、アジアにもチャンスが欲しい。ITF大会がないと困るので、早く再開してほしいです」

Q43 シングルス再挑戦を考えると今のランキング(788位)ではアジアでのITF大会が必要になる?

「ヨーロッパやアメリカでは少しレベルが高くなってしまうので、まず出ることができない。ITF大会に出ることから始めなければならないので。アジアでランキングを上げて、実力をつけて、それからヨーロッパやアメリカにトライしていきたいです」

Q44 帰国後の全日本テニス選手権では1回戦負けでした。

「残念ですね。優勝できた『BEAT COVID-19 OPEN』でつかんでいたシングルスの感触が一切なくて。もうちょっとできたんじゃないかなと思いますし、練習してきたことが出せず悔しいです」


先の全日本は力が発揮できぬまま1回戦敗退。来シーズンに巻き返しを誓う

Q45 来シーズンはシングルスとダブルスの両方にトライしていく?

「やっぱり東京オリンピックのためにダブルスで頑張ってきたので、そこに向けてダブルスのランキングは上げていきたいと思います。その中でシングルスもしっかり頑張っていきます」

Q46 やはりオリンピックへの思いは強い?

「出たいですね。特に小さい頃は『スポーツ選手のゴールはオリンピック』と思っていたので。フェドカップもそうですけど、国を背負って戦うってかっこいいじゃないですか。たとえ東京が無理でも、次のオリンピックにも挑戦したいなと思います」

Q47 あらためてシングルスへの思いは?

「正直に言うと、やっぱりシングルスで勝ったときのほうが断然うれしいし、面白い。自分のフィジカルを生かせるのもシングルスだと思うし。もう一度ツアーのレベルでシングルスを戦いたいし、グランドスラムの舞台に立ちたいです」

Q48 オリンピック後はシングルスが中心になる?

「オリンピックがどういう結果になってもそこを越えたら、イチからになりますけど、もう一度シングルスで勝負がしたい。シングルスをメーンにして、出られるときはダブルスでも上位を狙っていく形にしたいです」

Q49 加藤選手にとってテニスの魅力とは?

「レスリングや柔道のような階級別のスポーツと違って、いくら体格差があっても同じ土俵で戦わないといけないし、大変なことも多いですけど、やっぱり見ていてもやっていても、小さい人が大きい人に勝つとワクワクするじゃないですか。もっと言えば国や文化や宗教が違っても、全部ひっくるめて誰もが対等にできるスポーツ。本当の意味でワールドワイドなスポーツだなと思います」

Q50 最後にファンへのメッセージを。

「いつも応援ありがとうございます! 来年もどれだけ大会があるかわかりませんが、精いっぱい目標に向かって頑張っていきます。シングルスにも力を入れていくので、そちらもぜひ応援していただけたらと思います!」


























































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