サーシャ・バインのコーチング_コーチのアイディアで欠点を克服する&長所を伸ばす
ウォズニアッキのケースでは…
選手によって練習の狙いを考えるということで、私がかつて携わったカロライン・ウォズニアッキの場合を紹介します。
彼女が行ったスイングボレーの練習。これはスイングボレーのショットの練習という目的ではなく、彼女はグラウンドストロークでスイング後の手首の返しが弱かったため、取り入れたものです。スイングボレーを行うことによって手首の返しを引き出しました。ノーバウンドで打って打球をコートに収めるためには、鋭く手首を返す必要があるのです。
このように、選手が身につけるべき動きなどによって、行う練習は変わっていきます。
ウォズニアッキの場合は、フォアハンドの手首の返しが弱かったため、スイングボレーを練習することで、スイング後の手首の返しを強化したという
ナオミは以前よりスピンをかける意識が強くなった
2017年USオープンでのフォアハンドストローク
多くのショットをフラットで打つことが多かった
2018年USオープンでのフォアハンドストローク
状況や体勢にもよるが、難しい状況のときにはよりスピンをかける意識が強くなったことがスイングからもわかる。これが我慢強くプレーしている証拠でもある
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