ルイ・カイエ_最新ダブルス入門_vol.01「テリトリーの言葉を覚えよう」_初心者から国際レベルのプレーヤーまで、同じアプローチで上達できる!

チームプレー ①
サーバーとパートナーの意思疎通でネットプレーは鉄壁になる

「テリトリー」を理解しているチームは計画的にポイントが獲得できる

ワイドサービスでポーチしづらいのはなぜ?

 25年程前に、「Tマーク(センター)」にサービスを打ち、ポーチを決めるという戦術が使われるようになりました。サーバーが「T」にサービスを打つと、レシーバーは角度がつけづらく、返球が「センター」に集まりやすくなります。それを前衛がポーチボレーするというものです。サーバー側の2人がショットに応じたテリトリー(カバーすべき場所)を理解した上で行う攻撃的な戦術です。
テリトリーを理解している者同士がチームを組めば、サービスを「T」だけでなく、「ワイド」に打ったときでも前衛がポーチボレーするということは可能です。ところが、ダブルスが未熟なチームになると、「ワイド」サービスとポーチボレーの組み合わせがなかなかうまくいきません。なぜでしょうか。

 ひとつは「ワイド」サービスを返球するレシーバーのテリトリーが理解できていないため、サーバーと前衛のポジショニングがうまくないこと、それがもとで、サーバーとパートナー間の意思疎通が図れず、やるべきことが明確にできないこと、すなわち準備不足が原因になるのではないでしょうか。

鍵は相手がショットする「位置」にある

 ダブルス(テニス)は、チームで何をしたいのか、どのようにポイントを取りたいのかという意思のもと、「どのようなサービスを打つか」を決めてプレーします。鍵は「相手をどの位置でショットさせるか」です。

 ですからサーバーとパートナーは毎ポイント、そのような計画を話し合い(あるいはサインプレーなどによって)情報を共有します。計画を基にテリトリーを想定し、準備して待つのです。そうすると「ワイド」サービスからボレーでポイントを取ることができます。このようなダブルスチームはポイント獲得率が高くなります。

 最初はこのような計画の基でプレーができるものだろうか、と思うかもしれません。しかし、子供でもできます。慣れてしまえば簡単なことで、次第に計画的にポイント獲得に結びつくことがわかるようになると、楽しくできるようになります。

「テニスの基本」とは誰に教わっても、誰とチームを組んでも変わらないもの
「テリトリー」は基本である!

 ダブルス(テニス)はプレーヤーが何をしたいのか、そのために何をすべきか、やるべきことを明確にしてプレーする、そういうアプローチが重要です。その積み重ねが上達につながり、私はそのアプローチによって、90年代に3ペアをトップ5に送り出しました。

 このようなアプローチを、レベルに関係なく行うことによってテニスの上達を継続させることができます。誰に教わっても、どこの誰とチームを組んでも共有できるのが「テニスの基本」。他の誰かに教わると変わったり、他の誰かとチームを組んだら使えなくなったりするものではありません。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

Pick up

Ranking of articles