ルイ・カイエ_最新ダブルス入門_vol.01「テリトリーの言葉を覚えよう」_初心者から国際レベルのプレーヤーまで、同じアプローチで上達できる!

練習
サインプレーとテリトリーの調整

ポジショニングとポーチのタイミングをトレーニングしよう

1 テリトリーを覚えボールタッチする練習

 球出し役(レシーバー)と練習者A(サーバー側の前衛)に分かれ、通常のダブルスを想定して練習を始めます。

方法

●球出し役(レシーバー)はボールを地面にワンバウンドさせてからストロークを打ちます。それに対して練習者A(サーバー側の前衛)は、球出し役がどこでショットするかを見てテリトリーを調整し、スプリットステップ+ポーチボレーを打ちます。

●球出し役はAにコースを読まれないようにクロス、センター、ダウン・ザ・ラインなどに打ち分けます。

●Aは球出し役のラケット面などをよく見て、コースを予測します。Aは必ずテリトリーの真ん中でスプリットステップをし、球出し役にコースの穴を見せてはいけません。

●さらに練習を進めるときは、球出し役は打球位置を固定せず、自由に移動しながら球出しをします。Aは球出し役の打球位置をよく見てテリトリーを調整し、テリトリーの真ん中でスプリットステップ+ポーチボレーを目指します。

アドバイス

1 テリトリーの目印を置く

 レベルに応じて「ロープ」を使ってテリトリーを示します。その後、ロープが示す範囲にコーンやラインテープを置いて、コート上に目印をつくって練習します。

2 テリトリーの真ん中をキープ

 練習者は相手の打球位置に合わせてテリトリーを調整し、真ん中をキープ。その上で、球出し役のラケット面をよく見てストロークを予測し、ポーチに出る練習をします。

2 テリトリーを覚えボールタッチする練習

 球出し役(サーバー)と練習者A(サーバー側の前衛)、練習者B(レシーバー)に分かれ、
通常のダブルスを想定して練習を始めます。

方法

●球出し役(サーバー)と練習者A(サーバーのパートナー)はチームで、練習者B(レシーバー)と対戦します。

●球出し役は練習者Bに対してサービスを打ちますが、そのサービスはパートナーの練習者Aのサインプレーに従って打ちます。練習者Aはサインを出すので、レシーバーのショット位置を想定しておくことができ、ポーチボレーの準備をします。ただし練習者Bに悟られないように、テリトリーをカバーします。

●練習者Bは、練習者Aにポーチさせないようにパスを打ちます。

※状況を狭めた練習なので、ロブは使わずに練習します。

※球出し役のサーバーは、サービスの精度を上げるためにサービスを打つ場所をベースラインの内側にするなど工夫してよいです。サイン通りのサービスが必要です。

アドバイス

3 サービスのコースを指示したら準備をして待つ

 前衛は「センター」「ボディ」「ワイド」など、打ってほしいサービスコースを指示して始めるので、前衛はレシーバーがショットする位置を想定しておくことができます。しっかり準備をして待ち、スプリットステップをして、レシーバーに読まれないようにタイミングを図ってポーチに出ます。早く動きすぎるとレシーバーにばれてしまい、動きの逆をつかれてしまうので注意しましょう。

4 前衛はサービスの音をよく聞く

 前衛が指示を出したサービスが入るときもあれば、入らないときもあります。そこで前衛は、サービスの音をよく聞いて、どんなサービスが入るのか情報を得て、瞬時の対応に役立てます。ミスショットに対してもテリトリーを調整し、対応することが大切です。

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