持てる力を最大限に発揮する「メンタルセルフチェック」




自分は選手でありコーチ。自分で自分にアドバイスする

 繰り返しになりますが、「自分を正しく知る」ことがメンタルを強くするための大前提になります。そのためには自分自身を客観的に評価することが重要で、「ひとり二役」を演じることが必要になります。

 テニスのプレーにおいても同様です。自分のプレーを客観的に評価し、修正を加え、実行する。まさに自分が選手であると同時に、コーチだということを意識しましょう。プレーしている自分を斜め上から客観的に観察するイメージを持ってください。「ファーストサービスの確率が悪いね」「セカンドサービスを狙われているよ」と自分にアドバイスすることで、「落ち着いてファーストの確率を上げよう」と冷静に判断できるようになるはずです。

 松岡修造さんが修造チャレンジ・トップジュニアキャンプでジュニアたちを指導するとき、「自分の中に鬼コーチを持て」とよく伝えているのも同じことです。「それでいいのか」と自分に問いかけ、「まだまだ」とさらに励み、答えにたどり着く。そうした自問自答の先に、成長が待っているのです。


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