持てる力を最大限に発揮する「メンタルセルフチェック」



すべてが“ダメ”ではない。失敗の中にも成功がある

 テニスのショットにおける失敗には2種類あります。「選択のミス」と「行為のミス」です。

 例えば相手がネットに詰めてきたときに、ストレートへ質の高いパッシングショットを打ったがカットされてしまった。相手のポジションを考えればロブが正しい選択だった。これが「選択のミス」です。一方、ロブという正しい選択をしたが、わずかに大きくなってしまいアウトになってしまった。これが「行為のミス」です。

 こうしたミスを犯したとき、「ああ、すべてがダメだった」と考えがちですが、それはとてももったいない話。どちらも確かにミスなのですが、「質の高いパッシングショットを打てた」「ロブという正しい選択ができた」という次につながる成功もあったのです。

 「失敗は成功のもと」と言いますが、失敗することの意味を取り違えてはいけません。うまくいく人は、ただ成功したか失敗したかというだけではなく、そこからもう一歩踏み込んだところを分析しているのです。


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