持てる力を最大限に発揮する「メンタルセルフチェック」
試合の前からすでに試合は始まっている
試合はテニスコートに入って対戦相手とボールを打つときからがスタートではありません。本気で勝とうとする人は、試合日のはるか前から周到な準備をしているのです。極端なことを言えば、オリンピック選手は3年と364日を準備期間として、オリンピック本番の瞬間にすべてをかけているのです。
1年前から準備しろとは言いませんが、最低でも試合の1、2週間前からは準備を始めるべきでしょう。そして3日前、1日前、3時間前、1時間前、30分前と段階的に心身の調子を整えていきたいものです。
自分をしっかりとコントロールしていくことが、良いパフォーマンスにつながるのは言うまでもありません。
それでも試合前に緊張が襲ってくることがありますが、慌てる必要はありません。それは試合に対して挑戦的な気持ちの一歩手前、本気で勝ちたいと思っているから現れる良いサインです。緊張は、勝つためのエネルギーです。深呼吸しながらゆっくり緊張している筋肉をほぐしていくことで、力が抜けていくはずです。
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