持てる力を最大限に発揮する「メンタルセルフチェック」




「何に」「どのように」 集中するべきかが大切

 試合の中でポイントごとに「集中! 集中!」と大きな声を張り上げている人がいますが、ほとんどの人がただ口にしているだけで、本当に集中しているようには見えません。それは何に集中するべきなのかが漠然としているからです。大切なのは「何に」「どのように」集中するかなのです。

 サービスひとつをとっても「サービスを確実に入れること」に集中するのか、「きっちりとコースを狙うこと」に集中するのか、または「相手のリターン後の対応」に集中するのか。その意味を理解せずにただ「集中!」と言っても意味がありません。

 集中力とは「注意の集中」だと言われています。注意は方向(外向き・内向き)と範囲(広い・狭い)に分類されます。集中された状態では、多くの情報の中から必要な情報だけを取り入れ、正確に判断して行動できるようになります。また、例え失敗しても、原因がわかっているので修正が容易になります。ただ声を出すのではなく、何に集中するべきかを考えましょう。


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