中高生プレーヤーの悩みを解決! トッププレーヤーに聞く「Q&A 22」



写真◎Getty Images、BBM アンケート協力◎名古屋高校、東陵高校、小平市立小平第二中学校
質問に回答したプロ選手のみなさん◎内山靖崇、尾﨑里紗、高橋悠介、松井俊英、守谷総一郎、斉藤貴史、江原弘泰、片山翔、大前綾希子、竹内研人、森田あゆみ、土居美咲、鈴木貴男、林恵里奈、今井慎太郎、菊池玄吾、仁木拓人、西脇一樹、上杉海斗(計19名)

【技術編】

プロに質問 01|ポーチボレーのタイミング

「前衛のボレーでポーチに出ることができません。ポーチに出ても決められず、浮いてしまいます。ボレーに出るタイミングなどがあれば教えてください」(女性/高2)

僕がお答えします!
内山靖崇プロ(北日本物産/写真手前)

「スピードよりもコースを重視」

 ダブルスは自分のサイドは自分で守るというのが、僕の基本的な考え方です。ですので、ポーチに出る前にストレートアタックされても、それをしっかりと返せるかどうか。そこを返せないと、相手が自由に(楽に)ストレートに打ってくるようになってしまいます。

 ポーチのタイミングとしては、まずパートナーがよいボール(深いボール、センター寄りのボール)のときに“斜め前”に入ってクロスの角度を狭めるのが基本のイメージ。そこで相手が(前衛に)とられたくないとクロスを狙い過ぎてサイドアウト、または僕がボレーでカットできたら、それでOKです。ただ、深いボールを逆にストレートに打ってくる選手もいますので、そのあたりは駆け引きになります。

 ポーチのボレーはスピードよりもコースです。自分が動きながらスピードを出そうとするとリスクが高いので、それよりも角度をつけたり、相手の足元を狙うことが大切です。ポーチに出る、出たからといって強引に一本で決めようとしないことです。

プロに質問 02|バックハンドの体重のかけ方

「バックハンドで打つときに、それほど深いボールでなくても後ろ体重になります。踏み込んでいるのですが、前足が突っ張ってしまうので、どうしたら前に体重を乗せて打てるようになるでしょうか?」(女性/高2)

私がお答えします!
尾﨑里紗プロ(江崎グリコ)

「後ろ足を決めたらすぐに前足へ!」

 これ実は私の課題でもあります(笑)。私は後ろ足に体重を乗せたままボールを待ってしまうことが多く、コーチからは「後ろ足を決めたら、すぐに前足に体重を乗せろ!」と言われています。(フォアハンドよりは)バックハンドがそこまで得意ではないので、どうしてもボールを引き付けて安心して打ちたいから、そうなってしまうんですよね。

 私の場合、メディシンボールを使って、その動きをよく練習しています。動きの癖づけという意味で効果があると思います。

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